おじいちゃんのもう一つのマイホーム

大好きなおじいちゃんが他界して、すでに5年が経ちますが、おじいちゃんが人生最後の5年を過ごした老人ホームの前を通る時には、いつも感謝の気持ちでいっぱいになります。

身体も頭も健常で元気だったはずのおじいちゃんがある冬、インフルエンザに罹ってしまった時から様子は一変しました。奇行が目立つようになり、とても家族の手に負えなくなってしまい、やむなく「老人ホーム」のお世話になることに。
痴呆の初期症状だったのか、それまで見せたことのない表情で怒鳴り散らすこともあったのですが、症状がうまいこと進んだのか、ホームの皆様のおかげなのか分かりませんが、会いに行くたび、穏やかないつものおじいちゃんに戻っていってくれて、私たち家族はスタッフの皆様のおかげということにしています。

利用者の方の中には、食事をしながらでも、誰にというわけでもなく怒鳴り散らす人もいて、楽しいご飯の時間も、戦々恐々と言った感じにもなりそうなところですが、そこはプロ。上手になだめて、おだてて、やっておられました。きっと、そんな和やかな雰囲気の中、おじいちゃんも元の性格を取り戻してくれたのでしょう。

簡素で、人数も少ない、小さなホームでしたが、そこがおじいちゃんの居心地のいいホームとなりました。おじいちゃんには素敵なマイホームが2つ。羨ましい話です。

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